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電卓とパソコン

数学検定

数学検定とは、数学や算数に関する能力を認定する資格です。
一般的な検定の中でも知名度が高く、漢字検定、英語検定と並ぶ三大検定とも呼ばれています。

数学検定は12級から1級まであり、様々な年齢の人が受験しているのが特徴です。
そのなかでも1級はかなりの難関で、合格者は10%を切るとされています。

主に数学が得意な人、数学が好きな人が受験されるほか、数に携わる仕事を目指す人が受験を行います。
学生自体は数学が苦手だった、という人はこの機会に苦手克服を目指してみるのもよいと思います。

合格者への待遇

この資格は2級以上を取得することで、文部科学省が実施する「高等学校卒業程度における認定試験」に含まれる数学科が免除されます。
また3級以上の個人受験の合格者に大使、若年者就職基礎能力取得証明書を受けられます。

さらに大学や短大、高等学校などの一般・推薦入試を受ける際には、入試優遇制度というものが利用できる場合があります。
数学検定は他の検定や資格と比べて、名前こそシンプルで特徴がないようにも思えますが、さまざまな場所で待遇がものすごく良くなる資格であると言えます。

資格試験

数学試験は他の資格とは異なり、受験資格の制限のない試験の一つになります。
今まで培ってきた自分のスキルに合わせて、それぞれ適切な級を受ける事が可能で、飛び級もできるのが特徴です。
学生時代数学が得意だったという人は、世間一般として考えた時どれくらいのスキルを持っているのかを確かめる機会にもなります。

ただし5級より上の級になると、1次と2次に試験が分かれるので、受験時には注意が必要となります。
数学試験は年に3回行われるので、比較的チャンスの多い資格試験となっています。
他の資格と合わせて勉強を進められるため、複数の資格を短期間で取得したいときには忘れずに行いたい試験です。

問題の解答方法

数学試験の内容は全て記述式で行われるのが特徴です。
これは数学に関して、きちんと基礎力や応用力が身に付いているかどうかを判定するためだとされています。
そのほかにも問題内における解法を、しっかりと理解しているかどうかを確認するために、あえて記述式で行われている点があります。

考える時間以外にも記入する時間が必要となるため、なるべく時間に余裕を持ちながら試験を受けることが大切です。
計算というのは頭を使って行うことですから、より気持ちにゆとりを持っておくようにしましょう。

数学試験を受験するにあたって、試験勉強では考える力・判断する力・表現する力が向上します。
数学好きの人はもちろん、いままで数学を遠ざけていた人も是非受けておきたい検定の一つであると考えます。