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基本情報技術者試験

Categories 受験記録
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IT系国家試験として人気の高い基本情報技術者試験。年間10万人以上が受験する当試験を受験したので、試験の詳細と勉強方法をまとめてみました。

基本情報技術者試験とは

IT系国家試験の中でもひときわ人気の高い「ITパスポート試験」、その1ステップ上の難易度となる試験が「基本情報技術者試験」です。ITパスポート試験の出題範囲は比較的易しく、ITにまつわる技術や知識を利用する側に焦点をあてたものとなっています。対して基本情報技術者試験ではより深い知識を求められ、システムエンジニアやプログラマといったIT系の職業の中でも専門的な分野の人材・またはそれらを目指す人を対象としています。基本情報技術者試験の出題範囲はITパスポート試験と被る部分もあるため、ITパスポート試験を合格した後次に目指す目標としても非常に人気が高い試験です。

ITパスポート試験と大きく異なる点としては、プログラミングに関する知識を問われることでしょう。プログラムというと構えてしまうかもしれませんが、平成21年度からは選択問題で表計算も選べるようになっているので、本格的にプログラムに触れたことがないという方でもチャレンジできます。とはいえ、プログラミングに必要なデータ構造やフローチャート、アルゴリズムなどの知識は必要になるので、基本的には何かしら1つはプログラミング言語を学ぶ必要があると考えた方がいいでしょう。

勉強方法

基本情報技術者試験は春・秋の2回実施されています。受験資格も特になく、受験しやすいのが特徴です。
合格レベルに達するために必要な勉強時間は、全く知識がない場合で150時間から200時間程度、毎日2時間弱勉強したとして3ヶ月から半年ほどは必要です。基礎的なIT知識を持っている、プログラミングスキルがある場合は勉強時間を大幅に短縮できるので、最短2週間程度でも取得できるといわれています。
おすすめの勉強方法は、
・難易度低めの参考書を読む
・午前問題の過去問を解く
・プログラミングの学習
・午後問題の過去問を解く
・全体の最終チェック
です。

午前試験は過去に出題された問題と類似の問題が出題されるので、過去問対策が非常に重要になります。逆にいえば予想系の問題集は対応しなくても問題ないので、余裕があれば程度にしておきます。

午前問題は出題範囲の網羅と過去問対策がメインですが、午後問題は人によって必要な勉強量がかなり変わってきます。プログラミング経験者であれば、選択できる言語の中から一番とっつきやすいものを選べば問題ありません。全くのプログラミング未経験者であれば表計算をおすすめします。
ただ、プログラミング言語の対策本は選択肢があまりないため、自分が選択した言語の参考書を利用し、地道に手を動かして学ぶのが効果的といわれています。