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国家資格取得のメリットとは

Categories 資格コラム
国家資格の誇り

国家資格とは?

そもそも国家資格とは「国の法律に基づいた各種分野の個人の揚力・専門知識・特定の職業の従事が許される」資格です。
国家資格は、民間資格と比べて難易度が高く、なかには4000時間もの間、勉強しなければいけない資格もあります。

資格によっては、大学・短大・専門学校を卒業しているなど、受験するための条件が定められているため、誰でも取得できるとは限りません。民間資格と比べると社会的信用度も高くなる傾向があり、国家資格は、法律によって3つの分類に分けられています。

国家資格の分類

業務独占資格

国家資格を取得していなければ、仕事そのものに従事してはいけない仕事のことを指します。
医師や看護師が業務独占資格として有名。高い専門性と知識・スキルが求められるため、合格までに長い時間の勉強が必要です。
資格を持たずに働いていることが分かると罪に問われる場合もあります。

弁護士や公認会計士なども、業務独占資格のひとつであり、専門性が高く社会的信用も大きな職業です。資格を持っていないと業務ができません。

名称独占資格

名称独占職には、保育士、栄養士、保健師、作業療法士等が当てはまり、資格を取得しているものだけが名乗れるものとなっています。

例えば、保育士の資格がない人でも保育園で働くことは可能です。
ただし国家資格である保育士の資格を持っていない人は保育園で働いていたとしても「保育士」と名乗ることができません。
また働く際の業務内容、給与、待遇などにも違いがでてきます。

先にも紹介した、保育士や栄養士以外にも、介護福祉士や調理師も名称独占資格にあたります。

必置資格

必置資格とは、特定の業務にあたる際にその事務所に資格取得者を必ず置かなければならないと定められている国家資格のことです。

資格を持っていることで、専門性が求められる仕事に従事できます。
保育士・学芸員が必置資格にあたります。大学や専門学校で特定の学科や単位を取得することが求められている資格です。
その他、危険物取扱者や食品衛生管理者も必置資格にあたります。

取得することによって知識技能の証明・仕事につながる

「国家資格を持っていること」は、資格を持っていない人が働くことのできない業務に従事できるため、職業選択の幅が広がります。
さらに、国家資格は民間資格に比べて難易度が高いため、社会的な信用も大きなスキル。

取得のためには勉強や努力が必要になるため、書類選考や面接時には、努力のできる人ということで、好印象をもたれることでしょう。もし、仮に取得した資格以外の職であっても、急な移動や業務変更の際に役立つことも。国家資格ともなると、社会的信用も高くなるため、就職や転職にも有利に働くケースもあるようです。